2011.12.19
京都市立一橋小学校にて『文化財と親しむ』授業開催 ~俵屋宗達筆『風神雷神図屏風』高精細複製品を活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財 国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆 建仁寺蔵)の高精細複製品を活用した授業を、一橋小学校6年生1クラス17名を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた京都市内で美術を学ぶ大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」がつとめました。授業は図工の時間に原寸大の『風神雷神図屏風』の複製を使用し、風神・雷神の描写を間近に鑑賞しました。また風神雷神図屏風が描かれた江戸時代の京都の町や人々の生活について、同時代の京都を描いた作品画像(洛中洛外図屏風)を電子黒板で見せながら紹介し、江戸時代は今のように天気予報もなかったため、昔の人々は風や雨など人間がコントロールできない自然を操る神様を聖なるものと感じていたことを解説。また風神雷神図の構図は神様が画面の両上端に描かれていますが、例えば下や真ん中など別の配置で描かれていた場合、天空にいる偉い神様の感じや動きがなくなることを子供達といっしょに考えました。子供達からは、「神様が屏風の下の方に描かれていると神様っぽさがなくなる」、「雲が描かれていなかったら止まっているように見える」など様々な意見がでました。
2011.12.14
綴プロジェクト『建仁寺方丈障壁画20面』の高精細複製を寄贈~建仁寺~
京都文化協会はキヤノン株式会社と共同で推進している「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)において、建仁寺方丈障壁画全50面の高精細複製品の制作を進めており、この度新たな20面(重要文化財 海北友松筆「竹林七賢図」全16面、「山水図」全8面のうち4面)が完成し、12月14 日同寺へ寄贈いたしました。高精細複製品は建仁寺にて順次一般に公開されます。
2011.11.30
京都市立鷹峯小学校にて『文化財と親しむ』授業開催 ~俵屋宗達下絵・本阿弥光悦書『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』高精細複製品を活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財 重文『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』(俵屋宗達下絵 本阿弥光悦書)の高精細複製品を活用した授業を、鷹峯小学校6年生 約40名を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた京都市内で美術を学ぶ大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」4名が交代で講師をつとめ、1クラスを2グループに分け、各20名の小人数で2回同じ授業を行いました。授業に使用した巻物の複製は、京都国立博物館の協力を得て京都文化協会が制作、作者である本阿弥光悦が芸術村を開いていた場所に現在ある同校に寄贈したもの。授業では、文化財ソムリエが巻物の扱い方を実際に見せ、子供にも数名体験をしてもらいました。まず巻物が汚れないように手をきれいにするところから始め、巻物は肩幅に広げながら右から左に見ていくことや、自分のペースで巻き取りながら巻物の時間も右から左へ進むことを体験。金銀泥という限られた色を使用し、わずか数筆で鶴の様々な姿がのびのび描かれているところや、岸で休んでいた鶴の一群が飛び立ち海面すれすれの低空飛行から雲の上へ上昇しながら向こう岸へ渡るという飛行高度が変化する様子を、縦34センチの限られた細長い画面に表現しているところなどを、文化財ソムリエが解説を行いながら鑑賞しました。子供達からは、「鷹峯小学校の新しい宝物を大切にして、今日教えてもらったことを後輩たちに伝えていきたい」という感想がでました。
2011.11.28
京都市立蜂ケ岡中学校にて『文化財と親しむ』授業開催 ~俵屋宗達筆『風神雷神図屏風』高精細複製品を活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財 国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆 建仁寺蔵)の高精細複製品を活用した授業を、蜂ケ岡中学校1年生6クラス(約220名)を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた京都市内で美術を学ぶ大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」8名が交代でつとめ、6クラスを1クラスずつ6回同じ授業を行いました。授業は美術の時間を利用した鑑賞授業の一環として行い、風神雷神図屏風の構図(余白の美)に着目し、屏風に見立てた黄色い画用紙と風神・雷神の切り抜き(両面印刷・大小2種類)を生徒に配り、屏風に対して大小どちらの大きさの風神・雷神をどこにどのように配置するか、班ごとに自分がかっこいいと思う構図を考えてもらいました。生徒は風神・雷神の目線やポーズ、髪のなびく方向などから、自分たちなりの構図を検討。その後、風神雷神図屏風(原寸大複製)を見せ、自分たちが考えた構図と宗達が考えた構図の同じ点、異なる点を生徒と共に考えました。構図を考えた後には複製屏風の周りに集まり、宗達が描いた風神・雷神の描写について間近で鑑賞をおこないました。
2011.10.31
京都市立新洞小学校にて『文化財と親しむ』授業開催 ~俵屋宗達筆『風神雷神図屏風』高精細複製品を活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財 国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆 建仁寺蔵)の高精細複製品を活用した授業を、新洞小学校6年生1クラス13名を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた京都市内で美術を学ぶ大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」がつとめました。授業では、『風神雷神図屏風』を畳の上に広げ、昔の人と同じ目線で鑑賞しながら細かい描写や作者、画材である岩絵の具や金箔などについて解説を行いました。また絵は時間の流れの一瞬を切り取ったところであることを紹介し、屏風に見立てた黄色い画用紙と風神・雷神の両面コピーを子供に配り、屏風に描かれた場面の後に風神・雷神がどうなるか子供たちが想像して風神雷神の配置を考え、セリフとともに発表してもらいました。
2011.10.29
京都市立鷹峯小学校に重要文化財『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』高精細複製品を寄贈
京都文化協会では、本阿弥光悦が江戸時代に築いた芸術村『光悦村』の地に現在建つ京都市立鷹峯小学校の文化学習に日々役立てて頂けるよう、光悦ゆかりの作品 重要文化財『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』(本阿弥光悦書・俵屋宗達下絵、京都国立博物館蔵)の原寸大複製を京都国立博物館のご協力を得て制作し、同校に寄贈致しました。複製品は鷹峯小学校にて郷土愛を育む教育に使用されるほか、京都国立博物館と京都文化協会がともに進める小中学校への訪問授業「文化財と親しむ授業」などにも活用される予定です。
2011.10.03
京都市立金閣小学校にて『文化財と親しむ』授業開催~尾形光琳筆『八橋図屏風』高精細複製品を活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財『八橋図屏風』(尾形光琳筆、米・メトロポリタン美術館蔵)の高精細複製品を活用した授業を、10月3日京都市立金閣小学校6年生3クラス約110名を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた京都市内で美術を学ぶ大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」がつとめました。 授業では、『八橋図屏風』の題材となった平安時代の伊勢物語について紹介し、京都から江戸に旅をしている主人公、在原業平が愛知県三河で川のほとりに咲く「燕子花(かきつばた)」の花の頭文字をとり故郷を懐かしむ和歌を詠んだ場面が描かれていることを説明。その後原寸大複製の鑑賞を行いました。 屏風の鑑賞では、屏風を平に伸ばした状態でまず鑑賞し、その後屏風本来の置き方であるジグザグに折り曲げた状態に置き直し、ジグザグに置くと絵に奥行や立体感が出ることを体感。最近では3Dの映画、テレビやゲームが人気となっているが、300年前の江戸時代の人が現在の人と同じように、3Dと同様の奥行き感を楽しもうとしたことを紹介。また、昔の人は燕子花と橋しか描いていない絵をみて、伊勢物語の絵だと分かるような豊かな文化が江戸時代にあったことを学びました。
2011.07.13
京都市立納所小学校にて『文化財と親しむ』授業開催
~俵屋宗達筆『風神雷神図屏風』高精細複製品を活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財 国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆、建仁寺所蔵)の高精細複製品を活用した授業を、7月13日京都市立納所小学校5・6年生クラス約120名と保護者を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた京都市内で美術を学ぶ大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」ならびに京都国立博物館の水谷研究員がつとめました。授業では、『風神雷神図屏風』の原寸大複製を間近で鑑賞しながら作品解説を行い、子供達からは素直に「かっこいい!」「迫力がある」との反応がありました。作品を注意深く観察し気づいたことを自分の言葉で表現するために、プリントに風神・雷神のセリフを書き込む作業を行いました。また5年生には屏風に使用されている材料(金箔・岩絵の具・にかわなど)を解説、6年生には風神雷神図が描かれた江戸時代について、同時代に描かれた洛中洛外図屏風の拡大画像を見せながら、当時の京都の生き生きとした人々の営みや納所小学校に程近い淀城の様子など、作品の時代背景についての解説を行いました。
2011.7.12
京都文化協会にて鷹峯小学校5・6年生を対象に授業「鶴図下絵和歌巻を作ってみよう」を開催
京都文化協会では、本阿弥光悦ゆかりの地にある京都市立鷹峯小学校へ、教育に役立てていただけるよう重要文化財『鶴下絵和歌巻』 (本阿弥光悦書・俵屋宗達下絵、京都国立博物館蔵)の複製制作・寄贈を今秋に予定しています。それに伴い、同校の5・6年生対象に文化財の大切さに関する話や、伝統工芸と最新技術を使い制作する複製巻物の制作工程の解説を行いました。巻物の印刷を担当する中沼アートスクリーン株式会社が和紙に印刷をする工程を、そしてその上から金泥を施す工程を伝統工芸士 裕人礫翔氏、巻物に仕上げる表装工程を京表具師 横山央一氏に実演を交え解説してもらいました。
2011.7.04
京都美の継承~文化財デジタルアーカイブ展in豊田~
2011年7月23日(土)~8月5日(金)の間、豊田市の東海東京証券プレミアサロン豊田にて文化財高精細複製作品の展覧会を行います。
ルーブル美術館や洞爺湖サミットにて展示された、建仁寺所蔵「風神雷神図屏風」高精細複製品など、日本の国宝や重要文化財を中心としたラインナップとなっております。
会期: 2011年7月23日(土)~8月5日(日)
時間: 10:00~16:00
場所: 東海東京証券 プレミアサロン豊田(豊田市喜多町2-160 コモスクエア5階)
入場料: 無料
展示作品:
国宝「風神雷神図屏風」高精細複製品 俵屋宗達筆 大本山建仁寺所蔵
「八橋図屏風」高精細複製品 尾形光琳筆 京都市所蔵(原本所蔵:メトロポリタン美術館)
重文「龍虎図屏風」高精細複製品 狩野山楽筆 妙心寺所蔵
重文「松鷹図屏風」高精細複製品 狩野派筆 元離宮二条城所蔵
*特別プログラム*
会期中、京都・東山、大本山建仁寺様のご厚情を賜り、特別に「四頭茶会」と「子ども座禅会」を開催いたします。
「四頭茶会」※茶道の原型とされる古式に則った禅宗式のお茶席です
今回は特別に会場にてこの茶会を楽しんでいただけます。
7月23日(土)
8月2日(火)
※各日要予約
「子ども座禅会」
7月24日(日)
8月3日(水)
※各日要予約
時間については、下記までお問い合わせください。定員になり次第、受付を終了させていただきます。
詳しくは、東海東京証券ホームページをごらんください
問い合わせ先・・・東海東京証券 カスタマーサポートセンター 0120-746-104
2011.6.29
立命館大学 文学部にて京都文化協会の活動を紹介
立命館大学 文学部 人文科学総合講座特殊講義にて京都文化協会が今まで取り組んだ文化財デジタルアーカイブの実績と
キヤノン株式会社と共同で取り組む綴プロジェクトについて概要を紹介しました。
高精細複製品の鑑賞とプロジェクトを支える技術者による解説とを交え、
文化財の普及活動の意義とそれを支える古今の技術について学生たちに学んで頂きました。
2011.5.01
綴プロジェクト第四期作品を寄贈
京都文化協会はキヤノン株式会社と共同で推進している
「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)において、
第四期の高精細複製品の完成作品を2011年4月18日から27日にかけて寄贈しました。
第四期完成作品は以下の通りです。
「神護寺三像」のうち一幅 伝 藤原隆信筆
「雲龍図襖 礼の間北側四面」海北友松筆
「花鳥図襖 書院西側四面」 海北友松筆
「花鳥図襖 書院南側四面」 海北友松筆
「雲龍図屏風」 俵屋宗達筆
「風神雷神図屏風」 俵屋宗達筆
「江戸風俗図屏風」 菱川師宣筆
「雪松図屏風」 円山応挙筆
プロジェクトや作品に関する詳細は、綴プロジェクトのホームページをご参照下さい。
2011.4.11
建仁寺 春の特別展『綴プロジェクト作品展』が終了いたいしました
たくさんのご来場ありがとうございました。
2011.3.19
建仁寺 春の特別展『綴プロジェクト作品展』
~日本の文化財を最新デジタル技術と伝統工芸の技で再現~
2011年3月19日(土)~4月10日(日)の間、大本山建仁寺にて文化財高精細複製作品の展覧会を行います。前回秋に大好評にて終了しました大本山建仁寺での「綴プロジェクト(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)」高精細複製品展覧会第2弾、前回展示されなかった8作品を一堂に集めて建仁寺にて特別公開を行います。今回は上海万博にも出展された 国宝 風神雷神図屏風(高精細複製品)や大河ドラマ「天地人」にて使用された国宝 洛中洛外図屏風 (高精細複製品)など、日本の国宝や重要文化財を中心としたラインナップとなっております。
会期: 2011年3月19日(土)~4月10日(日)
時間: 10:00~17:00(16:30受付終了)
場所: 臨済宗大本山 建仁寺
入場料: 通常の建仁寺拝観料のみ
(一般500円 中高生300円 小学生以下無料)
展示作品:
「風神雷神図屏風」(国宝) 俵屋宗達筆 大本山建仁寺所蔵
「洛中洛外図屏風」(国宝) 狩野永徳筆 米沢市上杉博物館所蔵
「神護寺三像」(国宝) 伝藤原隆信筆 高雄山神護寺所蔵
「山水長巻」(国宝) 雪舟筆 毛利博物館所蔵
「南蛮屏風」(重要文化財) 狩野内膳筆 神戸市立博物館所蔵
「四季花鳥図屏風」(重要文化財) 狩野元信筆 白鶴美術館所蔵
「山水図襖」(重要文化財) 長谷川等伯筆 高台寺圓徳院所蔵
「樹花鳥獣図屏風」 伊藤若冲筆 静岡県立美術館所蔵
*特別プログラム*:
・キッズプログラム~小中学生対象特別講座~ 京都国立博物館、京都文化協会主催(要事前予約)
3月28日(月)、4月4日(月)午前11時、午後2時より(各日2回)
・文化財クイズツアー 京都文化協会主催(要事前予約)
3月27日(日)、4月3日(日)午前11時、午後2時より(各日2回)
・伝統工芸士 裕人礫翔氏による金箔実演:
3月27日(日)、28日(月)、4月3日(日)、4日(月) 午前11時30分、午後2時30分より(各日2回) 会場にて
2011.3.15
『文化財ソムリエ募集』
文化財デジタル複製(教材)を用いての小中学生学習支援プログラム事業
「文化財ソムリエ」募集要項
<趣旨>
京都国立博物館及びNPO法人京都文化協会は、小中学生が屏風や襖絵など日本古来の文化財に親しんで関心を持ち、学ぶためのきっかけ作りを目的として「文化財と親しむ授業」を実施しています。これは京都市内の小中学校を訪問し、国宝・重要文化財等のデジタル複製を教材とした授業を行うものです。講師は美術史を学んでいる大学生・大学院生ボランティアで、子どもたちに文化財の魅力を発信する「文化財ソムリエ」として現在7名が活躍しています。この度、2011年度に向けて2期生の募集を行います。教材となる文化財や授業内容についてのスクーリングは、京都国立博物館の研究員が担当します。
<募集内容>
来春から文化財と親しむ授業の講師、「文化財ソムリエ」としてボランティア活動をしていただける大学生・大学院生を募集します。2011年4月よりスクーリングを開始、2011年9月以降に小中学校への訪問授業を担当いただく予定です。
なお、実際に訪問授業を担当して頂いた方には、心ばかりの謝礼をご用意致します。
<応募条件>
以下の4つの条件すべてに当てはまる、本事業の趣旨に賛同しボランティアとして活動していただける方。
・2011年4月1日時点で、京都市内の大学に在籍する学部学生、又は大学院生であること。
・美術史の講座で日本絵画史を専攻していること。
・京都国立博物館キャンパスメンバーズ会員の大学に在籍していること。
・月1回程度(月曜日)のスクーリングに参加できること。
<募集人数>
5名程度募集。
応募が多数になった場合は、恐れ入りますが面談の上決定させていただきます。あらかじめご了承ください。
<募集期間>
2011年3月中旬より随時募集、4月10日(日)締め切り
<スクーリング>
期間: 月1回程度(月曜日13:00-15:00を予定)
詳細は参加者に追ってご連絡いたします
場所: 京都国立博物館にて(学校訪問授業時など例外あり)
講師: 京都国立博物館 研究員
内容: 授業で使用する文化財複製の作品の内容、および授業方法についてなど
<問合せ先>
京都文化協会 藤田宛にEメールにてお問い合わせください: fujita@kyo-bunka.or.jp
<申し込み方法>
京都文化協会 藤田宛にEメールでお申し込みください: fujita@kyo-bunka.or.jp
住所、氏名、電話番号、メールアドレス、所属大学・学部学科・研究科・専攻名、研究分野を記入のこと
主催: 京都国立博物館、 NPO法人京都文化協会 後援: 京都市教育委員会
2011.2.8
国宝『風神雷神図屏風』の高精細複製を寄贈~建仁寺~
「綴プロジェクト」の一環として制作、2010年上海万博、日本館にて展示された建仁寺所蔵の国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆)高精細複製品が、2011年2月8日同寺へ寄贈されました。高精細複製品は建仁寺にて一般に公開されます。
2011.1.28
京都市立石田小学校にて『文化財と親しむ授業』開催
~二条城障壁画『松鷹図』高精細複製品と銀閣のバーチャルリアリティを活用~
京都国立博物館と京都文化協会の共催により、京都にゆかりのある文化財 二条城の障壁画『松鷹図』の高精細複製品を活用した授業を、1月28日京都市立石田小学校5・6年生 計2クラス約70名を対象に開催致しました。
授業では、松鷹図の高精細複製品を間近で鑑賞しながら、描かれている松や鷹が持つイメージを子供たちに問いかけたり、松鷹図が実際に使用されている部屋の写真を見せながら解説を行いました。また、二条城の二の丸御殿を彩る他の金碧障壁についても、「二の丸御殿の平面図」と「障壁画の写真」を使用し、各部屋の役割を考えながら、どの部屋でどの障壁画が飾られているか、子供たちに班ごとに推測してもらいました。授業は、京都国立博物館にて特別にスクーリングを受けている、京都市内の美術を学ぶ大学生・大学院生より募ったボランティア(文化財ソムリエ:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)4名が交代で講師をつとめました。
また同時に別教室では、銀閣寺のバーチャルリアリティを使用した授業を凸版印刷株式会社と共催で行いました。授業では、銀閣のバーチャルリアリティをリアルタイムに操作して見せながら、大阪府立大学大学院生 後藤 信樹さんが、足利義政が美意識を掛けて作った銀閣や、現在の和室の原型となった書院造りの東求堂などについて解説をしました。